昔からそこにありながら、地元では「当たり前の風景」であった自然海岸、『鳴り石の浜』を舞台に、以下の目的の下に活動しています。
① 貴重な自然海岸『鳴り石の浜』の保全維持活動
② 山陰道が開通し、交通量が激減した琴浦町内に高速道路から降りてきてもらう為の観光振興
③ 地元の住民を巻き込んで活動することによる、「郷土愛」の醸成
④ 他団体とともに連携して活動することによるさらなる地域活性化
(具体的な取り組み)
(① 実施日、②参加人数、③開催場所、④事業概要など)
石絵馬祈願
① 平成24年1月3日
② 100人
③ 山陰道琴浦PA内、鳴り石の浜
山陰道の琴浦PA、琴浦物産館にて鳴り石の浜と石絵馬をPR。
石絵馬とは海岸の石を絵馬に見立てて願い事を書き海に流す行為。
観光客に海岸に願掛けに来てもらうように働きかけをしました。
現地では雑煮やお茶でおもてなしをし、願掛けをする人の後ろで応援団として一緒にお願いをしました。
この時NHKの取材を受けたニュースが全国放送になりました。
鳴り石の塔 建設
① 平成24年4月7日完成式典開催
② 約50人
③ 鳴り石の浜
④ 「場所がわかりにくい」という意見から、国道9号線からよく見えるモニュメント
「鳴り石の塔」を作成。建設資金は地元を始め県外からも我々の活動に賛同していただいた方から寄付金(約40万円)をいただきました。
日本海、読売新聞で報道されました。
鳴り石祭り
① 7月14日 7(な)り14(いし)の日
② 約1000人
③ 鳴り石の浜駐車場、鳴り石の浜
④ 夕方から夜にかけての鳴り石の浜を楽しんでいただきました
- 曇天で夕日観賞は出来ませんでした
- かがり火による鳴り石の浜ライトアップは幻想的で好評でした
- 夜の海岸観察会は波が激しくて断念しました
- 琴浦グルメ屋台には行列が出来る程にぎわい、喜んでもらいました。
その他、アマチュアバンドのライブや子ども達のダンスパフォーマンスもあり、たくさんの人に楽しんでもらいました。
地元花見部落と共同開催できたことも意味があったと思います。
田舎ならではの夜の海の楽しみ方を提案出来たと思います。
日本海新聞で報道されました。
展望台作成・来場者歩道整備(琴浦ウエディング)
① 平成24年10月10日完成式典開催
② 外注・一部ボランティア作業
③ 鳴り石の浜入り口
④ 鳴り石カフェの裏側に見晴らしのいい展望台(鳴り石テラス)を建設しました。
海岸でゆっくり過ごした後、テラスでベンチに腰掛けてゆっくりされる方が増えました。
結果滞在時間が長くなりました。
鳴り石の浜までの歩道の整備をして来場者に歩きやすくなったと好評でした。
自分たちで出来るところは出来るだけボランティアでしようと、テラスの石張りをプロジェクトメンバーでやりました。
これからも多くの人が安全に鳴り石の浜を楽しめるように、自然や景観に配慮しながら最低限の整備を行いたいと思います。
また、鳴り石テラスのオープニングセレモニーとして商工会青年部と協働で『琴浦ウエディング』と銘打った結婚式を開催しました。
町外に流れている結婚式の需要を町内に取り込めたら大きな経済効果が見込めます。
来年度以降は正式事業化を目指して、地元企業にタイアップの依頼をしています。
山陰放送のテレポート山陰、朝日、読売、日本海新聞で報道されました。
鳴り石の浜講演会(琴の浦アカデミア)
① 11月17日
② 約100人
③ 琴浦町役場分庁舎ホール
④ 「鳴り石の浜の石はどこから来たのか?」について、
鳥取大学の名誉教授赤木三郎先生に調査研究を依頼し、講演していただきました。
100万年前の古期大山の噴火から始まる鳴り石の浜の成り立ちの謎について学術的に解明されたことは、歴史や地質学に興味のある方にとっても魅力あることであり、裾野を広げることが出来ました。
新聞報道もされ、来られた方にも好評でした。
この結果を基に鳴り石の浜の成り立ちについて看板などで説明をしようと琴浦町と協議中です。
日本海新聞で報道されました。
鳴り石カフェ
鳴り石の浜の入り口にあった空き店舗をプロジェクトメンバーの出資によって改装し、「鳴り石カフェ」をオープンしました。
この施設は多くの使っていただけるようにと「1時間500円」と言う格安な料金設定にしてあり、研修会やパーティー、演奏会、夏場のカフェの営業など様々な形で利用していただいています。
平成25年4月からは、金曜日と土曜日のお昼だけランチレストランがオープンしています。
地元の食材にこだわった手作りランチを地元の主婦の皆様が提供されます。
また、琴ノ浦高等特別支援学校の生徒さんの作った野菜を販売もしています。
琴の浦ぶらり食べ歩き
①平成25年3月24日
②150人
③鳴り石の浜~旧中井旅館(往復10km)
④鳥取県の予算で鳴り石の浜に全長100mの遊歩道が完成しました。
これを記念して、行政と庁内諸団体と共にウォーキング大会を実施しました。
琴浦町の海岸沿いには鳴り石の浜から花見潟墓地、赤碕の街並み、菊港、八橋の街並みなど、往時をしのばせる雰囲気たっぷりの散策コースが続きます。
併せて今注目の新旧グルメが楽しめるスポットを当日各所に配置し、陽春の下で思い出に残る散策となりました。
お盆の花見潟いさり火ツアー
①平成25年8月14日
②60人
③鳴り石の浜~花見潟墓地
④琴浦海岸の夜景と小泉八雲の世界にひたるミステリアスなツアーを
開催しました。鳴り石の浜から花見潟墓地までは水平線に漁り火を見ながら竹キャンドルに照らされた海岸を歩き、自然集合型の墓地として日本有数の規模である花見潟墓地では約2万基の墓に灯籠がともり幻想的な雰囲気になっていました。
すでに怪談の世界観!!そして参加者はすぐ近くの会場に移り、「耳なし芳一」の紙芝居を観劇しました。語り部の迫力もさることながら、今では貴重な琵琶の音が歌はもちろん風の音、矢の放たれる音など全ての効果音を表現します。
ものすごい臨場感にみなさん怖がりながらも幻想の世界を楽しんでおられました。
お盆にしか見られない貴重な体験だったと思います。
みんなで花畑を作ろう!プロジェクト
①平成25年7月1日苗植え。8月中旬から下旬見頃
②のべ100人
③鳴り石の浜近くの花畑
④~はるかのひまわり」を育て採取した種を配布する過程で由来を伝え、
災害の悲惨さと共に命の尊さを再考する機会とする事で、「人の尊厳」と「人との関わりの大切さ」を知る感性豊かな地域社会を醸成する事を目的とします。~というはるかのひまわり絆プロジェクトの趣旨に共感し送ってもらったひまわりの種。それは、昨年岩手県陸前高田市の滝の里仮設団地の皆様が育てられたひまわりの種でした。
20人のメンバーが種から苗まで育て上げ、7月1日に琴の浦高等特別支援学校の生徒さんと共に畑に移植しました。その数1500株。
海沿いの潮風の強い荒れた土地ではありましたが、ひまわりは大きく根を張りたくましく育ち、8月中旬に大きな花を咲かせました。
青い空、青い海と黄色いひまわりの花。海辺に咲くひまわりはとても珍しく、またそれが被災地陸前高田市から繋がった命であるということで大変に注目を浴び、たくさんの観光客が来られるようになりました。
日本海新聞を始め毎日新聞、朝日新聞、読売新聞にも取り上げられ、9月3日の日本経済新聞の夕刊にも掲載されました。
日本テレビの「24時間テレビ」の中継も行われました。
鳴り石の浜 漂流ゴミイルミネーション
①平成25年12月
②約20名で作成
③鳴り石の浜入り口の駐車場
④鳴り石の浜には毎日様々なゴミが流れ着いてきます。
プロジェクトメンバーで定期的に清掃を行ってはいるものの、中には直径1m以上あるパイプや、冷蔵庫など、とんでもなく大きなものも流れてきます。
これは、とても大きな問題です。
プロジェクトの中で話し合ったところ、『清掃するだけではなくて、こういったゴミ問題を多くの人に知ってもらい、海にゴミを流さないように問題提起をしよう!』ということになり、漂流ゴミを使ってアート作品を製作しました。
またクリスマスシーズンなのでイルミネーションでデコレーションしました。
これをきっかけに多くの人がイルミネーションを見に訪れ、「ゴミを海に流してはいけない」ということに気づいていただけたと思います。